後悔しない生き方とは?
医療機器を作る医師、根元さんのことが夕方のニュースでやっていました。
人工弁を企業と一緒に開発している先生だそうです。
後悔しないように、やれることは今やろうというその意志で、医療機器の開発に携わっているそうです。
医療機器って、一般的に使用されているコンピューターの世界より10年遅れていると、私が学生の時に聞いたことがあります。
なんでかっていうと、儲からないからです。
企業は会社なので儲けがない分野への投資はしません。
医療機器を使用する人口は、パソコンやケータイ電話を使用する人口に比べて圧倒的に少なくて、そこに莫大なコストをかけて製品開発をしても、採算が取れないのです。
今日見た夕方のニュースでも同じことを言っていました。
根元先生という医師は、そんな医療業界の中でも、圧倒的に少ない心臓手術に使用する人工の膜の開発に携わっていて、
その人工膜を開発するにあたっての、先生の経緯とか、考え方とか、どういう活動をしているのかとか、そんなことを紹介していました。
本当に、素晴らしい先生だと思います。
こういう先生が医療の世界に何人いるのだろう。。
できることなら、日本中の、世界中のドクターが、先生のような考え方で、強い意志を持っていてくれるなら。
きっと、もっともっと沢山の小さな命が助かる世界になっていくのかな。
子供や若い人が亡くなっていく様を見るのは本当に辛いものがあります。
こういったニュースや番組を見るたびに、あぁ。私にも貢献できることがあるのかな…。
私はこの先生みたいにはできないけれど、、
それでもこうやって強い意志を持って活動している生き様が本当に素晴らしいと。
感銘を受けるのです。
私も先生のような強い意志を持って医療に貢献できる人になりたい。
先生のようには慣れなくても、私にできることで精一杯努力してみたい。
そんな風に思います。
そう、私、昔から医療系の番組に感化されやすいのです^^;
でも、実際に強い意志を持って活動するには強い体と強いメンタルも必要で。
体力がなければ、活動的になれないし、メンタルが弱ければ、プレッシャーに負けます。
私は感化されやすい性格なので、こういう番組を見ては、私にもできること…と思うのだけれど、
実際に過酷な医療現場では私は働けません。
当直やオンコールでの呼び出しが、しょっちゅうあるような現場で体力が持たないことは身をもって経験済みなのです。
救急の現場は緊迫しているから、そんな中に勤務時間中、ずっと緊張しながら仕事をするのは私にとってはメンタル面でも無理があります。
だから実際に、救急現場とか、過酷な医療現場で働いている人たちは、本当に心身ともに健康な人じゃないと無理なのです。
それでも私も、少しでも貢献したいって気持ちはずっとあって…
だからきっぱりと仕事を辞めることもしないのだと思うし、私にできる努力を重ねたいって、勉強もやっぱり続けるのだと思う。
根元先生のような凄い人にはなれなくても。
強い意志を持って活動している先生のような人を尊敬しているし、自分もそうありたいという気持ちはあります。
そんな気持ちと、ストレスなくゆったり生きても良いのではないか、という気持ちがいつも私の中で鬩ぎ合っているのです。
私は心身ともに弱い方に入るので、どっぷりと過酷な環境には身を置けないけれど。
でも…
できることを一生懸命やって生きている人って、本当になんであんなにカッコ良いのでしょうか。
私にもできることは何だろう…?
一生懸命取り組めること、医療に貢献できて、社会の役に立って、後悔しない人生を生きれるもの。
心血を注げるもの。
もちろん、自分の体が一番だし、家族が大事だし、お金も稼がないといけないけれど。
私にもできること。
根元先生のように後悔しない生き方を考えてみようと思います。
ゆみ