腹部エコー症例①尿管結石
soratobusyodou
空飛ぶ書道
ゆみです。
今回はよく分からなかった症例です。
CA19ー9が少し高い患者様。
膀胱・子宮付近を見た時です。
うん…???直腸壁の低エコー化があって、子宮と直腸の境界が不明瞭になっています。
子宮内には筋腫が1つと卵巣内の卵胞も見えています。
なのですが…、3枚目の画像、?????
直腸から少し上にプローブを傾けたところ、子宮筋腫のような腫瘤があります。さっきの筋腫とは別物です。なんだけど、直腸と繋がりがあるようにも見えます。
え?子宮筋腫?直腸の…癌??壁の肥厚もあるし。
そのへん一帯がごちゃごちゃしていて、なんだかよくわからない状態でした。
で、先生には直腸壁の不整像、低エコー化と壁肥厚あり、直腸壁に連続するように腫瘤様エコーありと報告して、大腸カメラとなりました。
大腸癌かと思いきや、大腸カメラでは大腸癌はなくて、中の壁はきれいだったようです。え〜…これは絶対に異常像なのに。
と思っていたら、大腸壁はきれいだったけれど、壁の隆起はあって、外側から何かが圧排しているのは確かだそうです。
粘膜下腫瘍かな〜と先生はおっしゃっていました。
粘膜下腫瘍…胃でしか見たことありません。
調べると、
大腸の粘膜以下の層に存在し、表面が正常大腸粘膜に覆われた半球状の隆起性病変
だそうです。
良性も悪性もあって、悪性では悪性リンパ腫とかね。
悪性リンパ腫は、大腸では盲腸部に多く、2番目に直腸に多いらしいです。
とりあえず、CTを取りにいくことになるだろうから、また結果が返ってきたら報告します。