書道の筆の下ろし方(大筆・細字用筆・かな用筆)
こんにちは!ゆみです^^
今回は、初めて書道をする時の筆の下ろし方について書きたいと思います。
大筆・細字用筆・かな用筆、筆の種類や用途によって下ろし方が変わるので、注意が必要です。
ではいってみましょう〜!
筆の下ろし方 大筆
大筆と細字用の筆の下ろし方ですが、こちらの動画が分かりやすかったので、参考に載せておきます。
大筆は基本的には、穂を全部下ろします。
根元の部分を残す場合もありますが、全部下ろした方が線の太細をつけやすく、また、洗う時も簡単だと思いますので、全部下ろして頂いて、大丈夫です。
では順に見ていきます。
①ぬるま湯を用意する
水でも良いですが、少しぬるめの方が良いかと思います。
②穂先を指の腹でほぐしながら、ぬるま湯につけてほぐす
大筆の穂先を指の腹で少しほぐします。
無理やりすると毛が痛んでしまうので、ぬるま湯に付けながら、穂先から根元の方まで少しずつほぐしていきます。(少しずつですよー!)
動画のように、蛇口から出ているぬるま湯でも良いですし、何かの容器にぬるま湯を入れて、そこに付けながらほぐしてもOKです。
筆を固めていた糊が落ちると、ヌルヌル感がなくなるので、そこまでほぐしていきます。
③水分をとって穂先を整える
筆が全部ほぐれたら、根本から穂先の方へ向かって、指で挟みながら水分を取ります。
しっかりと水分が取れたら、穂先を真っ直ぐに整えます。
④吊して乾かす
穂先を真っ直ぐに整えたら、ティッシュや布で包んで水分をとっても良いですが、そのまま吊して乾かせばOKです。
⑤毛先をほぐして使用まで保管する
完全に乾いたら、毛先を再びほぐしていきます。(この時は水はいりません)
毛先が開いた状態で使用開始するまで吊して保管します。
筆の下ろし方 細字用筆
続いて、細字用の筆の下ろし方を説明します^^
細字用の筆は、穂先だけ下ろしても全部の毛を下ろしても、どちらでも大丈夫です。
用途によって使い分けていけばOKです。
本当に細い線しか書かないのであれば、1/3程度下ろすだけで十分ですが、空飛ぶ書道の細字と手紙のお手本の太さですと、全て下ろすのが良いかと思います。
それよりも、細かい文字を書く場合は、1/3程度おろす程度でOKです。
細字用の筆の下ろし方は、上の動画の3分45秒くらいのところから見て下さい。
この動画の筆の下ろし方は1/3程度おろす方法です。
①ぬるま湯に1/3程度穂先をつける
ぬるま湯に穂先を1/3程度つけます。指で濡らしても良いですし、何かの容器にぬるま湯を入れて、穂先をつける、でも大丈夫です。
②穂先をほぐす
穂先を指の腹でほぐしていきます。大体、1/3程度までほぐします。
③穂先を整える
大筆と同じように穂先を真っ直ぐに整えます。
④吊して乾かす
最後は吊して乾かせばOKです。
毛を全て下ろす場合は、大筆と同じように、ぬるま湯で全部の毛をほぐしてしまって大丈夫です。そして、大筆と同じように水分をとって、穂先を整えて、吊して乾かす→OK
筆の下ろし方 かな用筆
かな用の筆の下ろし方はこちらの動画を参考にしてみて下さい。
*空飛ぶ書道では、かなのお稽古はありません。(いつか、かな書道もお稽古できるようになると良いなぁ。と夢見ています^^)
まとめ
大筆・細字用筆・かな用筆の筆の下ろし方についてご紹介しました。
注意が必要なのは、細字用の筆かな?
使用用途によって下ろし方が違うので、使用目的をよく考えてから下ろして下さい。
空飛ぶ書道では、細字用の筆は大筆と同じ下ろし方で大丈夫です^^
空飛ぶ書道への思いを書いています↓
お読みいただきありがとうございました。
ゆみ