【空飛ぶ書道】書道の墨の擦り方
ゆみです^^
今回は、書道をする時の墨の擦り方について書きたいと思います。
- 石の硯
- 固形墨
- 水(水差しもあれば)
- 筆
- 半紙
- 落ち着いた心
- ゆったりする時間
- お茶やお菓子(笑)
まず、墨をする時は上記のものを準備してください^^
固形墨を擦る時は、プラスチックの硯ではなく、必ず石の硯でお願いします。
そして、肝心なのは、ゆったりする時間です!!!これが何より大事。
墨を擦るのは、そこそこ時間のかかる作業になります。
だけど、ここをせかせかした心でして欲しくないぁ。と自戒も込めて書いておきます。^^
ゆったり落ち着いた状態で、墨を擦ると、とっても癒されるので、時間がある時は墨をすることをオススメします。
墨を擦り始めると、墨の香りが漂ってきて、なんとも心が落ち着くような。。そんな気持ちになります。そして、擦る感触、これは固形墨の種類にもよるかもしれませんが、滑らかに擦れると、その感触がとっても気持ち良い。。
その時は、あれこれ考えません。
この墨の香りと感触に集中して、そのゆったりした時間の流れを楽しむ気持ちで過ごしてみてください。
人生で大切なのは、その瞬間瞬間を楽しむ、あれこれ思考を巡らせるのではなく、心から目の前のことに向き合う姿勢がとっても大事なのです。
心の準備はいかがでしょうか?^^
では、こちらの動画をみて、墨を擦ってみてください。
墨の擦り方は、動画にもありますが、
まずは硯の丘(陸)と呼ばれる部分に少しだけ水を垂らします。
そして固形墨で、大きくぐるぐると擦っていきます。
注意したいのは、その時、力を入れて擦らないこと。
優しく擦るというのがポイントです。
そして、墨が濃くなってきたら、さらにお水を少し垂らして、また擦っていく…
これを繰り返します。
ただ、これだけなのですが、時間はかかります。
特に大筆で書く時なんかは、量もそこそこ入りますので、その分お時間がかかります。
だけど、この「墨を擦る」という行為は、確かに墨液を使えば短縮できてしまうし、別に上手くなることだけにこだわるなら擦らなくても良いのではないか。と思ってしまいます。^^;
でもね、大事に時間をかけて擦った墨は、練習も丁寧になります。
墨をするのに時間がかかるということは、その墨を大事に大事に練習に使いますよね?
そうすると、集中するのです。
だって、墨の量が限られているのですから^^;
何枚も書く練習も時には必要かもしれないけれど、字は決してそれだけでは上手にならなくて…、
これは子供の書き初めの練習でも実感したことだけれど、よく見て丁寧に書くという、この丁寧というのが、絶対に必要なことだと思います。
なので、もちろん上手くなるのにも墨を擦るというのはオススメですし、
何よりも、その「無くても良い時間だけれど、大切にしたい時間」を日常の中で作って、それを感じて味わって、その瞬間に向き合うということを大切にしてみてほしいなぁ。と思います。^^
そして、墨を擦り終わったら、試し書きをしてみてください。
半紙に書いてみて、滲むようでしたら薄いので、更に擦っていきます。
濃くなってしまったら、水を少し足して、均一に混ぜてみてください。
作品によって墨の濃さを変えたり、その時の湿度とかにも影響されますので、その変化も是非感覚を研ぎ澄ませて楽しんでみてください^^
(私は、未だに墨の濃さがわからないことがあります。先生にもいつも、薄すぎる!濃すぎる!といろいろ言われていますが、それも正解があるわけでもないので、滲みを楽しむのも良いですし、濃くしっかり書くのも、それはそれで、自由で良いと思います。)
そのうちになんとなく、書きやすい濃さが身についてくると思いますよ^^
そんな感じで、墨を擦る時間も楽しんでみてください^^
墨を擦るその前に、筆はおろしましたか?
空飛ぶ書道への思いを書いています↓
最後までお読みいただきありがとうございました。
ゆみ